※アマゾンより
最近暑すぎて生命の危機を感じて熱中症にならないように水分や塩分をとっている人も多いと思います。
水分はわかりますがそもそもなんで塩分もとるんでしょう?今では塩飴が工場に常備されていると聞きます。
以下、石原結實著「塩」をしっかり摂れば、病気は治るより引用
「暑さのためや、運動や労働をしすぎて発汗過剰になると、当然、「のどのかわき」が出てくる。
こんな時に、水やジュース、お茶など、塩分をほとんど含まない水分を摂っても、本当の意味で、体内への水分補給にならないことも多い。
発汗して、血液や、細胞と細胞の間に存在する細胞外液中の水分が失われると同時に、食塩も失なわれているからだ。つまり、細胞外液中の食塩量も低下している。
こんな時、塩分を含まない水分を補給すると、細胞外液中の塩分がうすまり、浸透圧を保てなくなるので、水分を胃腸から吸収させないようにするか、または、「のどのかわき」そのものをおこさせないような本能的反応が起こってくる。
これを「自発的脱水」といい、要するに、脱水が起こるのである。」
つまり塩分をとらずに水分ばっかりとっていると浸透圧が保てなくなり水分をとってもかえって脱水してしまうという恐ろしい現象が起きるのですね。
以前熱中症という言葉が使われるようになった時期にテレビでは「水分をよくとるように」と言ってました。
その後ワイドショーで中学生が水分をよくとっていたのに熱中症で亡くなった事件でコメンテーターが水分だけじゃなくて塩分もとらないといけないとコメントしてました。
このあたりからよく水分と塩分をとるようにといわれるようになり今に至ります。
スポーツドリンクや塩飴などもいいですが、夏場は食欲がなくなり水物ばっかりとるようになるので意識的に食事から塩分をとりたいところですね。
あと日本は以前に東北地方の人が血圧が高いのは塩分を取り過ぎているからだとして減塩運動をしています。
それで塩=悪いというイメージがついたので熱中症には塩分も必要と認識するのが遅れたのかもしれませんね。
その東北地方の人が血圧が高かったのも冬に寒いから塩をとって寒さをしのいだというだけだったらしいですけどね。
ちなみに僕は石原結實先生の本が好きで50冊以上持っていて適当に上記の塩の本から引用させていただいたのですが、
当時1333円+税で買ったのですが、廃刊になったのかアマゾンの中古で2181円で売られていてちょっとプレミアついて嬉しかったです。
石原結實先生の本は今では350冊以上売られているみたいですが、いい本なのでおすすめです。似た内容の本が多いので中古で安い本でも楽しめると思います。
まあでも塩を取りすぎてもかえって喉が渇くのでほどほどにしましょう(笑)
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