車生産、回復見込む トヨタや日産が半導体確保にメド
世界の自動車生産が復調に向かっている。トヨタ自動車は12月に過去最高水準の100万台規模の生産を計画し、ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)も年末から来年1月にかけて増産に転じる。半導体確保に一定のめどが立ったほか、新型コロナウイルスの感染拡大が一服した。世界経済回復の重荷となっていた自動車の供給制約が改善する兆しが出てきた。
「今後は明らかに(半導体調達の)状況が見えてくる。下期は増産していく」。日産自動車のアシュワニ・グプタ最高執行責任者(COO)は9日の決算会見で、こう強調した。
2022年3月期の世界販売台数は380万台と従来計画の440万台から引き下げるが、下期は上期に比べて生産を30万台弱増やす計画を取引先に伝えた。同日、今期の営業損益を300億円上方修正し、1800億円の黒字(前期は1506億円の赤字)になる見通しだと発表した。
いち早く生産が復調するのがトヨタだ。11月、世界生産を前年同月比4~10%増の85万~90万台に引き上げる。4割減と落ち込んだ9月を底に回復が鮮明だ。今夏の減産分を取り戻すため、12月には前年同月を3割程度上回る100万台規模を生産する。来年1月以降も月85万台前後の高水準の生産を想定する。
ホンダは今年度下期の生産が当初計画比1割減(26万5千台減)と、上期の約2割減(53万5千台減)から減産幅を縮小する。他社に比べて半導体確保に苦戦していたが、「年明けから挽回生産を進める」(倉石誠司副社長)。遅くとも1月中には当初計画通りに戻し、前年実績と比べても増産となる。
海外メーカーも復調基調だ。GMのメアリー・バーラ最高経営責任者(CEO)は「半導体の調達難は年末に向けて緩和していく」と指摘する。同社は10月、21年12月期の純利益見通しを従来予想の77億~92億ドルから81億~96億ドルに上方修正した。年末に向けて生産ペースを上げる計画だ。
米フォード・モーターも21年12月期の利益見通しを上方修正した。ジム・ファーリーCEOは「短期間で半導体の調達を改善できた」と述べ、年末にかけて半導体不足がさらに緩和に向かうと見る。独フォルクスワーゲン(VW)のアルノ・アントリッツ最高財務責任者は「半導体不足は安定化の兆しが見えつつあり、10~12月期の業績は改善する」と強調する。
今春以降強まった半導体不足を受け、各社は在庫の積み増しや調達先の分散など対策を急いできた。トヨタは一部取引先に対して半導体在庫を従来の3カ月分から5カ月分に増やすよう伝えた。日産は半導体在庫を1次取引先などと合わせ、従来の1カ月分から3カ月分まで増やす。
部品メーカーも高水準の増産に備える。原材料や製品の在庫を示す棚卸し資産は9月末時点でデンソーがコロナ前の19年9月末に比べて4割増、アイシンも3割増と異例の水準だ。ホンダ系でシートを手がけるテイ・エステックや自動車用ランプを手がける小糸製作所も高水準だ。
出典
車生産、回復見込む トヨタや日産が半導体確保にメド - 日本経済新聞世界の自動車生産が復調に向かっている。トヨタ自動車は12月に過去最高水準の100万台規模の生産を計画し、ホンダや米ゼネラル・モーターズ(GM)も年末から来年1月にかけて増産に転じる。半導体確保に一定のめどが立ったほか、新型コロナウイルスの感...
少し前の記事ですが、半導体確保に一定のめどが立って車の世界生産の回復が見込めるという話しです。
半導体確保に一定のめどが立ったらあとは生産するだけですね😆
トヨタ、日産、ホンダ、デンソー、アイシンは期間工を募集中!!!
※出典アイシン期間工募集公式
上記の文中に出てきたトヨタ、日産、ホンダ、デンソー、アイシンは期間工を絶賛募集中です。
下記にリンクしてますので参考にしてください。
あとがき
テイ・エステックって会社知らなかったんですけど意外と近くにあったんですね。
今度行って写真撮ろうかな、おそらく意味ないですけど😅